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2023/05/19
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40代~50代に多い口臭の原因と予防法

1.口臭の原因と種類

口臭には「生理的口臭」「病的口臭」「心理的口臭」「生活習慣による口臭」の4種類が存在し、生理的口臭は健康な方でも発生するもので治療は必要ありません。
治療が必要なのは病的口臭で、9割がお口トラブルが原因と言われています。
重度の虫歯や歯周病は口臭が強くなりやすく、ある程度距離があっても臭うケースが少なくありません。
病的口臭の場合は原因を無くさなければ止めることができないため、早めに検査をして必要であれば治療をお受けください。

心理的口臭は、問題となるほど口臭が強いわけではないのに、口臭がすると思い込んでしまう状態を指します。
精神疾患が関係しているケースも多く、他科と連携して治療をすすめることもあります。
病的口臭のようにはっきりとした原因がないため、治療期間が長くなりやすいのが特徴です。

生活習慣による口臭は、たばこや飲食物による口臭を指します。たばこの臭いは決して良いものではありません。
人によっては口臭と感じてマイナスな印象を受ける場合があります。 アルコールやにんにくなども不快な臭いとして残りやすいため注意が必要です。

生理的口臭は、起床時の口臭や、緊張・不安時、思春期、妊娠中などにおこる口臭を指します。
唾液の分泌量の低下やホルモンの変化によるものであり、治療は必要ありません。
お口の中を潤すことで徐々に臭わなくなるのが特徴です。

2.口臭を予防するためにできること

病的口臭の9割はお口トラブルであり、虫歯や歯周病を予防すれば自然と弱まる傾向にあります。
歯科の定期検診ではトラブルのチェックはもちろん、クリーニングで普段落とせない汚れの除去が可能です。
口臭のない清潔なお口を維持しましょう。

生活習慣による口臭を防ぐには、お口にいれるものを選ぶことが大切です。
匂いの強いものを食べたときはすぐに歯磨きをしたり、飲むタイプの口臭止めを使ったりして工夫しましょう。
しかし、いくら原因を解消しても喫煙習慣があれば口臭は強まります。歯周病が悪化する原因にもなりますので、早めの禁煙がおすすめです。

3.デンタルケア製品の選び方

お口の状況によって適切な商品が異なります。
歯ブラシ選びで大切なことは、ヘッドの大きさと毛先の硬さ・形です。
コンパクトサイズのほうが小回りがきくため、隅々まで丁寧に磨けます。
歯ぐきがひどく腫れている状態でなければ毛先の硬さは「ふつう」を選び、小刻みに動かして磨いてください。
「かため」は手に力が入りにくい方や、うまく歯ブラシを持つことができない方におすすめです。
手を動かす動作に問題のない方が使用すると、歯や歯ぐきが削れる可能性が高いため注意しなければいけません。
まずは歯科医院で自分に合うタイプを明確にすることが大切です。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具についても患者様に合うものを紹介しています。 お気軽にご相談ください。
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